すべてのモノは色を持っています。
そして色は、明るさや落ち着き、爽やかさなど、それぞれが「雰囲気」や「メッセージ性」を持っています。
「色彩配色」を理論と実践で調和できるカラリストの活躍の舞台は、大きく広がり続けています。
色彩に関するすべての提案と管理、カラー情報の収集と分析などにより、クオリティーの高い商品企画や販売が可能になります。ファッションは今やトータルコーディネートの時代です。メガネやジュエリーなどのアクセサリーも単独のアイテムとして存在するのではなく、その人のイメージに合わせたコーディネートが必要です。また、日本の色彩文化ともいえる「きもの」は、形がある程度決まっている分、色彩と素材の組み合わせがすべてといってもいいでしょう。
アンダートーンシステムによる配色調和理論を理解することで、微妙な色合いの美しさを表現することができるのです。
ヘアカラーは今や幅広い世代に浸透しています。男女問わず、若い人から年配の方まで、髪を美しく見せることは重要であり、カットの仕上がりに加え、ヘアカラーの満足度はサロンへの信頼につながっています。
髪型は顔の額縁と言われますが、髪の色が変わることで、顔色や全体の雰囲気まで変わってきますので、最適な髪色選びの為にはパーソナルカラーが必要となります。また、配色調和理論を習得しておくことで、日々のサロンワークでの施術で応用力を発揮するのに効果的です。
ブライダル業界の内容は多岐にわたっています。一生で最も大切な瞬間であるブライダルシーン。思い出に残る特別なブライダルには、パーソナルカラーを取り入れた演出が効果的です。主役である花嫁・花婿のパーソナルカラーが分かれば、その結果をもとに衣装(ドレス・きもの)やメイク、ネイル、ブーケ、式場全体のコーディネートにいたるまで、最適なプロデュースが提案できます。
最高のブライダルシーンに、色の持つ力は欠かせません。
メイク・ネイルは日々進化しています。独創性・芸術性の高いメイクアップアーティストやネイリストを目指すのであれば、それぞれの基礎知識や技術力はもちろんですが、色の力も必要であることはいうまでもありません。メイクでは、肌の色を美しくみせるファンデーションから始まり、アイカラー、フェイスカラー、リップカラーやグロスなど、色の組み合わせは無限です。
ネイルも同じように、手元を美しく魅せ、個性を引き出す色の組み合わせとデザインが必要です。たくさんの色の中からパーソナルカラーを取り入れて、その人に似合う色を選び、作り込んでいくことで仕上がりに差をつけられます。
色彩知識や配色調和理論、技能があれば、個人の美しさを最大限に引き出し、表現できるようになります。
特別な日に身につけるジュエリー選びには、専門的な知識が欠かせません。宝石は美しさが魅力ですが、パーソナルカラーを活かすと、宝石の色やデザインの特徴によって、身に着ける人をより魅力的に見せることができます。
日常に身に着けるアクセサリー選びでも同様に、パーソナルカラーを活かすことができます。特に、顔を華やかに演出するアイテムでは、その知識を活かした提案が効果的です。
好みの色や素材を使った空間は、毎日をより快適にすることができます。インテリアを美しく仕上げるためには、壁、天井、床などのメインカラーと、ソファ、カーテン、クッションなどのサブカラー、アクセントカラーのアイテムとの色の調和は欠かせません。
CUS配色調和理論を取り入れることで、空間に統一感を持たせることができ、ライフスタイルやイメージに合わせてオリジナルの空間を効率的に提案することができます。